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zoom RSS 過去の雑感2016年8月29日 『おれのおばさん』を読む 

<<   作成日時 : 2017/02/19 17:18   >>

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 久しぶりに書き込みます。前回の書き込みを見ると、桜の花は散ってしまい…などとあり、ずいぶんと間が空いてしまいました。桜どころか、もう夏も終わりです。

 近所をサイクリングする程度のことは、ぼちぼちやってましたが、これといって目新しい場所に行くということもなく、ひと夏が過ぎ去ろうとしています。したがってブログの更新はサボり気味ではあります。

 夏の終わりは、どことなく寂しい心持ちになります。だからというわけでもないのですが、何か前向きな読み物でもと思い、先日、佐川光晴著『おれのおばさん』を読みました。中学二年の男子が主人公で、一人称で語られるいわゆる青春小説です。

 細かい設定やストーリは割愛しますが、恵まれた環境にあった主人公に突然の不幸が訪れ、それまでとはがらりと環境や状況が変わる中で、そこで出会った人々との様々なやりとりや交流を通じ、将来や家族、友人関係などにあれこれ悩み考えながら困難を乗り越え、最後には全力で生きてゆこうと決心するという話です。

 こう書いてしまうとありきたりな青春ものという印象を抱かせてしまうかもしれません。ですが、語り手が中学二年の男子であるという設定と、そのことから生ずる文体のトーンから受ける表向きの印象とは実は違っていて、現代的な社会や家族の問題も織り込まれており、若いときに思い描いていた生き方とはまったく違う人生を送らざるを得なかった大人の挫折感、妥協、苦悩、感傷なども随所に描かれていて、青春小説という一言ではくくりきれない、大人な読み物という感じがします。
 中学二年生が思考する内容としては大人すぎるし、渋すぎて、老成しすぎている。少なくとも自分が中二の頃は、「生きる」ということについて、こんなことは考えなかったし、もっとずっと単純でおバカだった気がします。

 心持として明るくポジティブに、というレベルには至りませんが、ともあれ夏の終わりを迎えて感傷的になっている場合ではないな、現実に向き合い坦々と日常をやり過ごしていかなければなるまい、と思わされたしだいです。

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