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zoom RSS 折々の雑感103 常楽寺(太田市上田島町)の庚申塔と蓮池

<<   作成日時 : 2016/07/13 00:33   >>

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 常楽寺(太田市上田島町)に庚申塔を見に行きました。古い年代の庚申塔(地蔵型)があるというので、参院選の投票に行った帰りに立ち寄ってみました。

 7月10日(日)は参院選の投票日でした。選挙権の年齢が18歳以上に引き下げられて最初の国政選挙であり、また改憲を目指す勢力が議席を増やすのか、などといったことが取りざたされ、新聞にはいろいろと関連の記事が載っていましたが、私の選挙に対する意識やスタンスは、いつもの選挙とそれほど変わるはずもなく、他の政党よりはましだろう、という消去法的な理由で、いつもの政党名を書いておきました。
 選挙権が18歳以上になったとはいえ、私が投票所で見かけた人たちは、どう見ても年配の人ばかりでありました。

 選挙のことは当記事の本題ではありません。強い日差しが照りつけるなか自転車で投票所に向かいました。その帰りに少し遠回りをして上田島の常楽寺まで足を延ばしました。境内に古い庚申塔があると聞き、以前から訪ねてみようと思っていたのですが、近所なので、いつでも行けるという思いがあり、これまで訪れたことはありませんでした。
 常楽寺は、投票所に指定されている中学校からわりと近く、投票後にふと思い出し、今回、立ち寄ってみたというわけです。

 真言宗の寺院である常楽寺は、往時の日光例幣使道とされる県道312号太田境東線に面しています。この県道は普段からよく利用する道で、県道から北に延びる参道とその奥に建つ山門までの景色は、しばしば目にしていました。境内の印象は、その景色から想像していたものとは少し違っていました。
 山門をくぐると、境内は、思いのほか横(東西)方向への広がりがあって、樹木も多く、季節のせいか、木々の緑は、こんもりと、そして青々としていました。樹木の緑が陰を作って夏の日差しを遮り、境内はいくぶん涼しげに見えました。奥まったあたりは、植木がきれいに刈りそろえられ、池や小道もあって庭園風に整えられているようでした。
 山門の右手に鐘付き堂があり、緑の中に石仏が点在していましたが、それらはどれも現代風で、新しいものらしく見えます。目当ての庚申塔はどこだろう、と思いながら本堂に向かって歩いてゆくと、本堂の右手に、いくつかの古い石仏や石塔が並んで立つ一角がありました。

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 その真ん中に立つ青面金剛像は、見事な造りのもので、正徳2(1712)年の年号が読めました。その左に地蔵型(僧形)の庚申塔があります。さらにその左側にも庚申塔らしき石仏が見えます。

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 地蔵型の庚申塔は古い形式であり、青面金剛像を刻んだ庚申塔が造立される以前の年代のものらしいです。年号の文字は、風化していて判読できませんでした。帰宅してから調べると寛文6(1666)年でした。

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 地蔵型庚申塔の左側にある石仏の像容は、少し変わっていました。塔の上部に月日の彫刻があるので、庚申塔には違いないようです。ただ、胴体部分は青面金剛像によく見られる造形に近いのですが、頭部の形が青面金剛とは違って丸い卵型で、いわゆる坊主頭を模したように見受けられます。つまりは僧形、地蔵型ということなのでしょうか。これも現地では年号が分からず、帰宅後に調べたところ、延宝3(1675)年とのことでした。地蔵から青面金剛への過渡期というか、その中間に位置する像容かとも思え、その点で面白い庚申塔だと思いました。

 庚申塔の写真を撮った後で境内の庭園風の植え込みのなかを奥まで歩いてみました。

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 奥まった場所に蓮池があり、そこのハスが人の背たけを超えるほどに大きく伸びていて、蓮池に架かる小橋を渡るにはハスの葉や茎をかき分けるようにしなければなりません。ハスの葉の上に残った少しの水が玉のような水滴となって光っています。「ここは極楽浄土で、私は死んでしまったのかしら?」などとはさすがに思えませんが、蓮池の風景というのは、どことなく現実離れした感じがします。
 夕刻に近い午後の時間帯であったので、淡紅色の花は、どれも閉じていました。(2016年7月10日)

参考 『両毛の「青面金剛」』 『上州東毛 無軌道庵』「すずき@東毛」さん制作

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