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zoom RSS 折々の雑感74 登山日記 忍山川上流から残馬山

<<   作成日時 : 2013/12/23 13:14   >>

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 残馬山に登りました。桐生市北部の山です。標高は1,107メートル、桐生市梅田町とみどり市東町座間(旧勢多郡東村)との境界にそびえています。

 12月15日(日)は快晴。ただ、北風が強く、自転車に乗るのは大変そうでした。そこで山歩きに出かけました。11月の後半に林道三境線を自転車で走りました。そのときに見えた残馬山の尾根が気になっており、歩いてみることにしたのです。

 残馬山については桐生みどりさんが書かれた「残馬山」桐生山野研究会のHPにアップされています)をご覧いただくのがよろしいかと思います。
 ここでは、桐生みどりさんの紹介文には引用のない『桐生市史別巻』から残馬山について書かれた箇所を抜き出しておきましょう。
 「残馬山は梅田奥の山地と二渡が、勢多郡東村と境界を接する地点に聳える。桐生川と忍山川の分水嶺で標高1,107m、頂上を村民は怒多子山と呼び根本山に次いで市内第二の高峯である」
 この文にある「怒多子山」の読み方が最近まで分からなかったのですが、『桐生市ことがら事典』の「残馬山」の項を見ますと、どうやら「ぬたこ(ご)やま」(?)のようです。シカやイノシシが体をこすりつける水たまりやぬかるみを「ヌタ場」といいます。同書には「山頂は近くにぬた場があるので」「山腹に動物の体に泥をぬる湧水のある山」といった説明があります。残馬山のことを地元の人がいまも「怒多子山」と呼ぶかどうかは確かめていないのでよく分かりません。
 同じ桐生市北部の山といっても鳴神山や根本山と比べると、残馬山の知名度は低く、いかにも地味で、あまり一般向きの山ではなさそうです。けれど、山腹にあった残馬山神社の信仰の歴史などを知ると、なかなか興味深い山ではあります。
 一昨年の冬に、桐生みどりさんの案内で「やまの町 桐生」に関わる皆さんと一緒に、残馬山神社の跡や石祠などを見て歩きました。そのときに残馬山神社の信仰について少し調べました。それらのことは歩いた記録とともにHPにアップしてあります。こちらのページをご参照ください。

 桐生みどりさんも書かれていますが、ネットで検索すると、残馬山は、座間峠あるいは三境トンネル上部から市境界の尾根伝いに登られることが多いようです。その他には残馬山から南に派生する忍山川左岸の尾根を伝って山頂に至るというコースがあります。
 今回は、それらの登路のうちのどれでもなく、忍山川の上流部を遡って市境界の尾根に乗り、そこから尾根伝いに山頂まで行くというコースを歩きました。残馬山は忍山川の源流部に位置する山なので、いわば正攻法(?)に従ってみたというわけです。
 
 忍山川沿いには、かなり奥部まで林道が通じています。林道の終点に車を置いて歩き始めました。座間峠から市境界の稜線を行く道や寄日峠から南尾根(忍山川左岸の尾根)を北上する道は、かなりの長距離を歩くことになり、時間がかかります。それらに比べると忍山林道の終点から山頂までは意外に近いです。境界尾根まで約1時間、そこから40分ほどで山頂に着きました。

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 境界尾根では木立ちの間から渡良瀬川の谷や草木湖などが見下ろせます。しっかりとした登山道があるわけではありませんが、歩きやすい雑木の尾根です。境界線であるため、境界見出標の赤いプレートや境界標石がところどころにあり、それらを追っていけば迷うことはないと思います。

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 山頂はなだらかな高みで、稜線上の、数あるコブのうちの一つといった感じです。三角点といくつかの山名プレートがあるだけで、これといった特徴もない山頂です。うーん、地味だ。樹林に囲まれ、展望もありません。
 この日は北方から冷たい強風が吹き付けてきて、とても寒かったです。稜線の北側では雪雲が低く垂れ込めていました。山頂には風花が舞っています。赤城山や袈裟丸山方面は雪雲に覆われ真っ白でした。

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 残馬山の山頂からは何も見えないのですが、山頂から南尾根を少し下ると、岩稜があり、ここからの展望は素晴らしかったです。晴れて空気が澄んでいたこともあり、遠方までよく見えました。足下を流れる桐生川の谷間とそれを挟む尾根はもちろんのこと、安蘇山塊の連なりから遠く関東平野まで見渡せました。けっして話を盛っているわけではありませんよ。

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 忍山川上流部の残馬峡と呼ばれる渓谷は、沢に岩壁が迫って函状になった場所や小さいながら格好のいい滑滝などがあり、面白いです。林道終点からほど近い場所です。
 残馬峡以外であまり印象深い景観には出会えなかった気がします。残馬峡を抜けると平凡な沢になってしまいます。その分、難所もなく、傾斜は緩やかで歩きやすいです。
 登山中は誰にも会いませんでした。静かな山歩きができることは確かです。

 以下、GPSの軌跡と撮った写真を貼っておきます。

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 地図をクリックすると大きくなります。
枝沢が頻繁に合流してくる。最後の分岐で間違ってしまい、予定よりもだいぶ西側の位置で境界尾根に乗る。956地点のすぐ西側の鞍部に出るつもりだった。

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 稜線の雑木の枝にクマ棚を見かけた。糞はあちこちに落ちていた。

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 稜線から見える三境山。ピラミダルと表現されることもある山容。特徴的で分かりやすい。

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 忍山川沿いには古い木橋の跡があった。現在、道は荒廃しているが、昔は歩かれていたらしい。旧5万図を見ると、忍山川沿いを北上し尾根を乗り越えて座間に下る峠道が描かれている。やや古い登山ガイド(『群馬の山1―尾瀬・武尊・渡良瀬川流域―』群馬県山岳連盟編 上毛新聞社 昭和62年)でも残馬山への登路として忍山川を詰める登山道が紹介されている。

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 沢沿いに苔むした倒木があり、雰囲気がいいので写真を撮った。

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 残馬峡。高い岩壁が両岸から迫っている。

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 岩壁の下を抜けて最初に出合う小滝。

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 2番めの滝。これはなかなか格好がいい。

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 3番めの滑滝。

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